日頃スーパーで何気なく食材を手に取り、買い物をしている人は多いのではないでしょうか。しかしその日の献立に必要な食材をただ選べばOKというのではなく、なるべく新鮮で安全なものを選びたいものです。ここでは食育講座に付属している食材辞典を活用して、いつもの買い物をワンランクアップさせるための方法をご紹介します。
その食材大丈夫ですか?
買い物をするときに、あなたは何を基準に食材を選んでいますか?消費期限や賞味期限のあるものだと、一目でいつまでに食べたほうがいいかが分かりますね。しかし、野菜を含む生鮮食品の場合、新鮮さを見分けるポイントを知らないと、つい時間が経っているものを選んでしまうことになります。色が黒ずんでいる、しなびている、水分が出ているなど、明らかに見て判断できるポイントだけでなく、より良い食材を選ぶためには少しの知識があると心強いものです。お腹を壊すような古いものは基本的にお店には置いてありませんが、新鮮な食材にはより多くの栄養分が含まれているので、ぜひ目利きのポイントを学んで毎日新鮮な食材を家族に提供するようにしましょう
野菜の目利きについて目からウロコ!
では実際にどのように解説されているのかをご紹介しましょう。たとえば、野菜の小松菜のページでは「葉がみずみずしく肉厚で濃い緑色をしているもの、茎は太すぎず根元のハリがしっかりとしているもの、葉先までピンと伸びているもの」が新鮮なものと紹介されています。私は茎が太いものほど元気なものと勝手に思い込んでいたのでびっくりしました。
また、果物の柿については、「ヘタがきれいで実とのあいだに隙間がないほど貼りついているもの、皮にハリがあり持ったときに重みがあるもの」とされています。私は柿が好きでよく購入しているのですが、ヘタと実のあいだのスキマを意識したことは一度もありませんでした。また、保存方法もヘタを湿らして逆さにして冷蔵保存すると長持ちするそうなので早速試してみようと思いました。
魚類や肉類の見分け方のポイント
魚類は特に傷みやすいので、買い物の際には気をつけて買うようにしています。食材辞典によると、イワシの場合は「目が澄み太って丸みを帯びているもの、身が締まって青くツヤがあるもの」が新鮮とされています。黄色味がかったものは時間が経った証拠のようなので避けるようにしましょう。我が家でも大活躍の鶏肉は「肉の厚み・弾力・透明感」がポイントのようです。スーパーで販売されている際にすでにドリップが出ているものは選ばないようにしましょう。毛穴がはっきりとして周囲が盛り上がっているものが新鮮な鶏肉です。
食材辞典を活用して安全な食卓づくりを!
食材辞典には野菜をはじめ、キノコ・果物・魚介類・海藻類など多くの食材を例に、主な成分や効果・選び方・旬などを広く学ぶことができます。
本自体もミニサイズなので、キッチンでさっと広げて見やすい作りになっています。
書店などで栄養素について解説した本はよく見かけていましたが、食材の「選び方」を詳しく解説したものはあまり見たことがなかったなというのが最初の感想でした。カラーで見やすくまとめられているので日常使いにはぴったりです。あなたもちょっとした知識を学んで安全でおいしい食卓づくりをしてみませんか?