自宅にモノがたくさんあったら整理収納プランナーにはなれないのではないかと思っている人、必見です。
今回はモノを取捨選択する6つの判断基準と、見直しタイミングを考えるための具体的なカレンダーを紹介します。
現段階でモノがたくさんあっても大丈夫。ここでモノを整理する方法の考え方を学んで、自宅で実践してみましょう。
その後に身の回りの人のお手伝いにステップアップしてきます。
整理収納のファーストステップはモノを減らすこと
整理収納の最初のステップは、モノを捨てることです。モノを減らすことができれば、必然的にスッキリしてくるものです。
分かってはいるけれど、それができない人は捨てられない傾向があるようです。
中にはモノを減らすことに躍起になってひたすら断捨離した結果、大事なモノまで捨ててしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
モノの取捨選択の判断基準と見直しタイミングをしっかり理解できていれば、そんな心配はなくなります。
それでは、どんな判断基準があるかを見てみましょう。
モノを減らす6つの取捨選択基準とは?
判断基準その1は「使っているか、使っていないか」です。
6つの判断基準の中で最も重要な基準です。
整理収納はモノを片付けるだけでなく、使いやすい場所に使いやすい方法で収納することが大切です。
以前は使っていたけれど今はほとんど使っていないというものは処分の対象になります。
ただし、愛着のあるものはひとまず処分対象からはずしても構いません。
基準その2は「消耗している・古びている・壊れている」。
ファッションには流行廃りがあるので、今の目線で見ると古く感じられるものがあります。
首回りがヨレヨレになってだらしなく見えるシャツも処分対象です。
欠けてしまったお皿やコップ、着色汚れや臭いがこびりついて取れない保存容器も新品に交換した方が気持ちよく使えるでしょう。
壊れていても修理に出す価値があると判断したものは保管対象にしてください。
基準その3は、「同じようなモノを持っていないか」。
服を買いに行くとついいつも同じようなデザインばかり買ってしまう、という場合は思い切って一番気に入っているもの以外は処分してしまいましょう。
新しく服を買うときには、すでに持っているものを確認してから購入するようにすればムダが出ません。
基準その4は、「流行ったから、高かったから持っているだけか」というものです。
昔買って今は全く使っていないけれど、高かったから持っているものは案外多いです。
ブランド品ならお金に換えて、使ってくれる人に譲るという方法もあります。
基準その5は「好きな作家物やオリジナルデザインか」。
基準1と重複する部分がありますが、好きなものかどうかは重要な判断基準です。
すでに自分の中のブームが去っている場合は、リサイクルショップやネットフリマに出品するのもアリでしょう。
作家物やオリジナルデザインのものは汎用品よりも売りやすい傾向があります。
基準その6は「普遍性のある定番品、定番デザインか」。
流行に左右されない定番品には、価値があります。飽きのこないデザインは、使い勝手もよいので多少値が張るものを買っても十分元が取れるからです。
雑貨などを購入する際には、定番のものを買うのも一つの手でしょう。
見直しカレンダーで大まかな計画を立てて
整理収納は「時間があるとき」にしようと思いがちです。
しかし、多忙な人こそわざわざ時間をとって整理収納の習慣をつけなければ、一度キレイになってもその状態を長く保つのは至難の業です。
整理収納に苦手意識を持っている人は、まずざっくりと年間のスケジュールを考えてみましょう。
一定の期間ごとに、不要品を一掃するクセをつけておくとモノの総量を抑えることができます。
取捨選択のための判断基準とカレンダーであなたの家もスッキリときれいにしてみませんか。