「リフレクソロジー」という言葉を聞いたことはありますか?手や足などの反射区をトリートメントし、心身の健康を促す療法です。
そう聞くと、足ツボマッサージを思い浮かべる人も多いかもしれません。
私自身、『リフレクソロジスト資格取得講座』を受けるまで、違いを知りませんでした。その2つにはどんな違いがあるのか、また資格を取得することでどんなメリットがあるのか、私がこの講座で学んだことを紹介しましょう。
起源が違う!?リフレクソロジーと足ツボマッサージ
講座では、リフレクソロジー論を詳しく学ぶことができます。
テキストによるとリフレクソロジーの起源は古く、紀元前の古代ペルー文明が発祥とも言われているそうです。その後アジアやヨーロッパに伝わり、アメリカで研究と臨床を行っていた医師により広く知られるようになりました。
今のような形になったのは、リフレクソロジーの母と呼ばれる理学療法士ユニス・イングハムの研究結果によります。
一方、足ツボマッサージは中国が起源と言われ、東洋医学から生まれたものと考えられています。
どちらも足をマッサージするという意味では同じですが、歴史や考え方には違いがあるのです。
考え方の違いは?反射区を刺激するリフレクソロジー
足ツボマッサージは、刺激する部分を「ツボ」または「点」としてとらえています。身体の特定器官や部位につながる末梢神経が集中しているツボを刺激する施術法です。痛みを感じる部分は老廃物が溜まり、不調を示す部分とされます。ツボをマッサージし凝りをほぐすことで、体調を整えることが目的です。
リフレクソロジーでは、刺激する部分を「ツボ」ではなく「ゾーン」ととらえ、反射区としてまとめられています。足や手の反射区と対応するように、身体を縦方向に10本のゾーン(第1ゾーンから第5ゾーン)に分けて考えます。足の小指側は肩と同じ第5ゾーンなので、ここを刺激すると肩の不調を和らげられるという考え方です。
施術方法にも違いが!?心身のリラックスを促す施術
足ツボマッサージは、刺激をしたときに痛みを感じるツボを重点的にマッサージすることで、体調の改善を促します。そのため、マッサージには痛みを伴うこともあるのです。臓器機能や肩こり、頭痛の改善などに効果があるとされています。
リフレクソロジーはリンパや血液の流れを良くすることで、体調を整えることが目的です。
臓器機能の改善の他、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。また、トリートメントにより身体の痛みを和らげ、心身共にリラックスできる施術法です。
講座にはアロマオイルが付属していて、リラックスできる香りでトリートメントを楽しめます。
資格取得と勉強方法の違いは?
足ツボマッサージは、あん摩マッサージ指圧師の国家資格がなければマッサージ師として施術を行うことができません。マッサージという名目で施術を行うには、必ず必要な資格です。専門学校などの教育機関で3年以上勉強し、国家資格に合格することが条件となります。
リフレクソロジストには国家資格はなく、民間資格の取得を目指して通信講座やスクールで勉強します。
未経験でサロンで働きながら技術を学ぶ人もいます。
私が受講した『リフレクソロジスト資格取得講座』では、カリキュラムを修了すると一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が実施している「リフレクソロジスト資格」の受験資格が得られます。
人を癒したい!リフレクソロジーを学んで…
心と身体を癒す効果が期待できるリフレクソロジー。
プロのリフレクソロジストになって人を癒したいと考えている人にとっては、通信講座の受講はおすすめです。資格の取得からサロン開業のノウハウまで体系的に学ぶことができます。
また、仕事として考えていない人にとっても、講座を受けることで家族や友達、あるいは自分自身を癒す技術を身に付けられるのです。
私もこの講座を受け、リフレクソロジーの知識を家族のトリートメントに役立てています。