リフレクソロジーでは、オイルや精油を使用することもあります。それにより、トリートメント効果を高め、肉体だけでなく心も癒してくれるのです。
しかし、普段から肌トラブルが多い人はちょっと心配かもしれません。気になった私は『リフレクソロジスト資格取得講座』でキャリアオイルや精油について学びました。
製品の選び方や取り扱い方に注意すれば、肌の弱い人でも安心して使えます。
オイルトリートメントとは?どんな効果が期待できる?
オイルトリートメントとは、キャリアオイルや精油を使用して行うケアのこと。
「鼻」「肺」「肌」の3つのルートからアプローチし、香りや質感、効能がリフレクソロジーの施術効果を高めてくれるのです。
トリートメントとの相乗効果により、ストレスの軽減や健康維持、自律神経系の安定、アンチエイジング、免疫機能の向上が期待できます。
本講座では、全30種類のキャリアオイルと全40種類の精油が紹介され、それぞれの効能や役割を詳しく学びました。
肌タイプや香り、期待する効能から自分に合ったものを選ぶことが可能です。
肌の弱い人でも大丈夫!キャリアオイルの役割とは?
キャリアオイルはベースオイルとも呼ばれ、オイルトリートメントの土台となるものです。
一方、精油は植物の有効成分が濃縮されたものなので、そのまま使うことはできません。そのため、オイルトリートメントではキャリアオイルをベースに精油を1%程度ブレンドして使用します。
精油の濃度を調整すれば、肌の弱い人でも使うことができます。つまり、キャリアオイルは肌への負担を軽減する役割があるのです。
また、キャリアオイルを使用することで、精油の浸透を助けたり、潤滑剤としてトリートメントしやすくしてくれたりする効果もあります。
肌のタイプ別おすすめキャリアオイル
キャリアオイルは種類によって質感が違うため、肌タイプに合わせて使用します。
テキストではすべての肌質に合う代表的なキャリアオイルとして、スイートアーモンドオイルやホホバオイルが紹介されています。スイートアーモンドオイルは滑らかな肌ざわり、ホホバオイルはサラサラとした肌触りです。
炎症やアトピー性皮膚炎の症状を緩和してくれるオイルとしては、亜麻仁オイルがあります。浸透性が比較的高めで、シェービングクリームや薬用せっけんなどにも使われているオイルです。
敏感肌にはアプリコットカーネルオイルやアルガンオイルがおすすめ。
また、乾燥肌で悩む人にはアボカドオイル、オリーブオイル、キャスターオイルなどが効果的です。
自分の好みに合った精油を選ぼう!
精油は植物から抽出した有機化合物で、成分が凝縮されたオイルです。
香りは柑橘系、ハーブ系、スパイス系、花系、エキゾチック系、樹木系、樹脂系の7つに分類され、自分の好みに合ったものが選べます。香りの強さや持続性は精油によって異なります。
ノートとは香りの持続性を示し、30分から2時間ほど持続する香りをトップノート、2時間から6時間程度持続する香りをミドルノート、6時間から数日持続する香りをベースノートと言うのです。
また、ブレンディングファクターの数値は香りの強さを示しています。例えば、ラベンダーは5から7、レモンは4です。香りの種類やノート、ブレンディングファクターから自分の好みの香りを選ぶこともできます。
精油の取り扱い方と注意点
精油を施術に使う場合は、キャリアオイルで1%以下に薄めて使います。
口に入れたり、目や傷口、粘膜に触れたりしてもいけません。使用前にはパッチテストを行い、その日の体調やもともとの体質に合わせて使う必要があります。肌が弱い人や子ども、お年寄りに使うときは特に注意が必要です。
本講座では、クライアントの状態や要望に応じたキャリアオイルや精油の選び方を学ぶことができます。
私は、さらに知識を深めるために添削問題で学んだことを確認しました。
肌の弱い人でも安心して使えるよう効能や成分をしっかりと学習することが大切です。