私は、日頃からペットを癒すトリートメントやグルーミングで愛猫に健康な毎日を過ごさせてあげたいと考えています。
そこで、資格のキャリカレで受講できる「ペット看護士&セラピスト」講座で、愛猫のためのグルーミングを学ぼうと思いました。
今回は、猫のグルーミングのなかでも特に大変な爪切りについて勉強、実践した体験をレポートします。
爪切りの基本
猫は自ら爪とぎを行うので、そもそも爪切りは必要ないのではないかと思っていませんか。
私自身も最初はそう思っていましたが、実は猫の爪とぎは古い角質をはがして磨いているだけで、短くしているわけではありません。
つまり、爪切りをせず放置していると猫の爪が長いまま鋭くなる一方なので、部屋にある家具や飼い主、一緒に飼育しているほかのペットを傷つけてしまいます。
子猫や若い猫は爪の伸びが早いので7~10日に一度、老猫は爪の伸びが遅いので2~3週間に一度くらいを目安に爪切りをするといいと言われています。
キャリカレのテキストと映像資料によると、爪切りの基本手順以下の通りです。
1.猫を横たわらせて猫の指を上下から押して爪を出す
2.先端の透明な部分を切る
このとき、血管が通っているところを切らないように気をつけなければなりません。
また、おとなしく爪切りをさせてくれない猫の場合は手袋をはめて行うと安全です。
安全第一!猫の爪切りを実践
我が家で飼育している5匹の猫たちで実践してみました。
いつも爪切りをしようとすると怖がって逃げてしまうので、動物病院で獣医さんに切ってもらうことが多いのですが、自宅でもできるようになりたいと思い挑戦しました。
実践の結果、5匹中4匹は映像資料で学習したような、横たわらせて切るという方法でおとなしく切らせてくれたので、今後もこの方法を実践していこうと思います。
残りの1匹は爪切りを見るなり怒って逃げ回ってしまいました。
そこで、映像資料で紹介されていた方法のほかに2つの方法を試すことにしました。
そのうちのひとつが、猫にタオルを被せて、爪切りをしているところを見せないという方法です。
しかし、この猫は抱っこされたり身体に触られたりするのがあまり好きではないということもあり、タオルを被せた時点で大暴れしたので断念しました。
2つ目は、寝ている間または寝起きすぐに行う方法です。寝ている間にそっと近づき、爪切りをはじめると起きたものの、ほとんど抵抗が見られなかったので爪切りをなかなかさせてくれない猫は、寝ている間や寝起きを見計らって挑戦してみるといいかもしれません。
愛猫にとって最善の爪切りの方法を探そう
今回の体験で、猫の爪切りは猫自身にとっても飼い主にとっても重要なものだということがよくわかりました。
いつも逃げ回ってなかなか爪を切らせてくれない猫たちが、少しの工夫でおとなしく切らせてくれたことには驚きました。
ただし、猫の性格によってはどの方法でも切らせてくれないこともあるので、どうしても難しい場合は獣医さんに依頼するほうがいいと思います。爪切りはケガや事故を防ぐために必要なことですが、誤って深く爪を切りすぎてしまうと逆に病気になったり、人に身体を触られるのを嫌がったりするようになってしまうからです。
できる範囲で猫の爪のケアをしてあげることが、飼い主の役目なのだと思います。
爪切り以外にも猫の健康と清潔を保つグルーミングはたくさんあるので引き続き勉強し、我が家の愛猫たちに心地よい生活を過ごさせてあげたいです。