犬や猫と一緒に暮らしていると、ときどき変わった行動を見かけることがあります。
一体この子はどんな気持ちでこの行動をしているのだろう、と疑問に感じたので、彼らの不思議な行動とその根底にある感情について勉強しました。
今回は、資格のキャリカレの「ペット看護士&セラピスト」講座で犬猫の行動心理について学んだ体験をレポートします。
これってあるある?犬猫の行動の不思議
犬や猫を観察していると、とても面白い行動を見かけます。
そんな彼らの行動にはきちんとした意味があるようです。今回学習したテキストで学んだ犬猫の行動心理の一部を紹介します。
まず、犬に関する行動心理です。
住宅街などを歩いているとき、見知らぬ人や他の犬に対して吠える子を見かけたことがありませんか。
一見、攻撃を仕掛けているようにも見えますが、この行動は自分のテリトリーに侵入者がいるということを飼い主さんに伝えようとしているのです。
犬は縄張り意識があり、自分たちの縄張りに侵入するものを怖がります。吠えるという行動の裏には、群れの仲間とみなしている飼い主さんに危険が迫っているということを知らせているという意味があります。
次に、猫の行動に関しての行動心理です。
猫を飼っている人であれば、猫が甲高い声で鳴いている場面を見たことがあるかもしれません。
猫は約16種類の声を使い分けて感情を表現しています。
今回取り上げたような甲高い声を出している場合、飼い主さんに甘えている気持ちを表します。もっと撫でてほしい、構ってほしいと要求しているのです。
この行動を見かけたときには、たくさん遊んであげましょう。
発見!我が家の犬猫の行動にはこんな意味があった
講座で学んだことをもとに、我が家の犬猫たちを観察してみました。
犬の行動をよく見てみると、一番目に留まったのはボディランゲージです。
犬の気持ちはしっぽを見ればわかると言われるほどしっぽは感情表現の重要なツールですが、私が飼っている犬はしっぽだけでなく、身体全体を使って感情表現をします。
たとえば、遊んでいると仰向けに寝転がり、お腹を見せるという行動です。
この行動は、飼い主への服従や信頼を表している場合が多いです。
骨格で覆われていない腹部は動物にとっての弱点なので、その腹部を見せるということは非常にリラックスしているということを表します。
猫を見てみると、面白い行動を発見しました。
私が飼っている5匹の猫たちは、みんなカバンや洗濯カゴ、袋などは入れるものには何でも入っていきます。
単に狭いところが好きなのかというと、そうではないようです。
そのまましばらく見ているとカバンに身体をこすりつけていたので、におい付けをしたかったようでした。
猫にも犬と同じく縄張りがあるので、このカバンは自分のものだということを示すためにカバンに入っていたと考えられます。
ペットの行動心理を理解しよう
今回は、犬猫の行動とその意味について学習してきました。
犬猫の行動の意味を知ると、彼らの行動を観察するのが楽しくなりました。
動物は言葉を話せないので飼い主さんがペットの気持ちを理解してあげるしかありません。そのためにも、ペットの行動心理を知っておくことは彼らと一緒に暮らしていくうえで不可欠なのだと実感しました。
また、彼らの行動をよく見ることで、1匹1匹の性格も改めて確認できる良い機会となりました。
今回学んできた行動心理はまだほんの一部なので、これからも日々ペットの行動を観察して大好きなペットたちと、より良い関係が築けるようにしたいと思います。