なにかと文字を書く機会が増えてくるのが、年末から年始、そして、春の新入学の季節です。
12月から翌年4月までは、小さい子どもを持つママたちは、なんども自分の字と向き合うことになります。
どうにか文字を書かずに済まないものかと思いましたが、結局無駄に終わりました。
それならいっそのこと美文字を目指そうと始めたレッスンでした。
子どもの字に文句が言えない
子どもが字を書き始めた頃は、どんなに読めない字でもほめていましたが、次第に丁寧にわかるように書くこと、鉛筆を上手に持つことなど細かく指摘をするようになってきました。
そうなると、私自身もそれなりの字を書かなければ子どもは納得しません。
小学校に入るころには自分の字がどのようなものかがわかってきますので、ママの字にも注目するようになります。
生意気にママの字に文句を言うようになる前に私にも対策が必要ということを感じました。
幼稚園や保育園に通うようになると持ち物やタオル、洋服に子どもの名前を書くことが増えてきます。
しかも、子どもが自分のものだとわかるようにきちんと書くように指導されるので、ひらがなを一層丁寧にわかりやすく書くことを意識します。
美文字をマスターしたい最初のポイントは、「ひらがなをきれいに書く」になります。
ひらがなは普段の生活でもよく使う文字ですし、子どもにもわかりやすい文字です。
丁寧にきれいに書こうと思うと文字自体のバランスだけでなく全体のバランスも重要になってきます。
子どもが成長していく中で一番よく見る字はママが書いた自分の名前です。
その字が美文字でないと子どもはその崩れた文字を頭の中にインプットしてしまいます。
単なる名まえを書くだけの行為ではなく、子どもたちの未来に大きく影響するものだと思うとひとつひとつの文字を書くのにも力が入ります。
学校訪問ではお道具箱についた名まえが目立つ
小学校に入学する前の準備で大変なのが名まえを書くことです。
特にお道具箱にはたくさんの道具たちが整然と並べらえていて、そのひとつひとつに名まえを書かなければなりません。それも子どもがわかるようにひらがなです。
これはまさにペン字の練習の腕の見せ所になります。
ママ友との交流も普段は、FacebookやLineといったSNSを利用しますが、学校行事などでは集まっての手作業の割合が増えます。
そんな時に手書きの連絡メモやメッセージなどを書くことになり、時にはその文字がわかりやすくきれいかどうかが話題になります。
普段からひらがなやカタカナを練習しておくとこのような場で頼られてしまうこともありちょっとうれしくなります。
「お道具箱の字をみたよ。とってもきれいでわかりやすく字をかけるんだね。今回も書いてくれない?」と頼られるとペン字の練習をしてきてよかったと思います。
手書きだからこそママの気持ちが伝わる
今ではお名前シールのセットなどがあって、どんなに細かい文字も印刷してくれるようになりましたが、子どもたちはやっぱりママの手書きの字が大好きです。ママが書いたのだと鼻を膨らませながらお友達に自慢をするようです。
担任の先生との連絡帳も読みやすい文字で書くと先生もきちんと返事をしてくださるので、子どもの学校での様子もわかって助かります。
そんな時には、ペン字の練習をしておいてよかったと思うのです。
連絡帳では小さいスペースに書きますので、全体のバランスが良くなければ、文章が読みにくくなります。
ペン字のトレーニングで行った漢字とひらがなのバランスは、常に意識して書いています。
人に褒められるとうれしい
自分で書いた文字が、読みやすくて実用性が高くなるのはうれしいことですが、それ以上にうれしいのが「きれいな字だね」とほめられることです。
書いた字を褒められて伸びるのは、子どもであっても、大人であっても同じのようです。