今回はもこみち流レシピで、初めてキッシュ作りに挑戦してみました。キッシュといえばおしゃれで手のかかる印象があるフランスの家庭料理ですが、実際は市販のパイ生地を使っているので思ったよりも簡単にできました。
サーモンを生ハムにチェンジしたキッシュの出来栄えは?
今回のレシピで挑戦したのは、「きのことサーモンのキッシュ」。まずは、解凍したパイ生地
を10分ほど焼きます。そのあいだに、具材を炒めて卵液を用意します。
炒めた具材の粗熱がとれたら、
卵液と混ぜ合わせパイ生地に流し入れました。生地に流し入れたら、パルミジャーノチーズを全体にかけます。180℃に設定したオーブンに入れたら、20分ほど焼くと完成です。もこみち流レシピはサーモンだったので本当はスモークサーモンを手に入れたかったのですが、近所のスーパーにはスモークサーモンが売っていませんでした。仕方なく生ハムをのせてみることに。さらに、ディルがなかったのでうちのプランターにあったミントで代用しました。作りたいものとできたものが全く違うものになってしまって残念です。
次に生かすために何が敗因かを考える
この日の夕飯は、トマトと鶏肉のリゾットとキッシュにしました。
食べてみた感想は、正直なところあまりおいしくできませんでした。生地はサクサクでよかったものの、卵液の味が薄すぎたことが原因です。レシピには、塩こしょうの分量が少々となっていましたが、少々過ぎたのでしょう。味のない卵焼きがのっているという感じになってしまったので、子どもたちの食は進みませんでした。塩をもう少し足すか、空焼きする前に生地の上にトマトソースを塗ってから焼いてみたらよかったかもしれません。また、このメニューの場合、ミントだと見た目がさみしい感じがするので、モサモサ感のあるディルのほうが見映えがすると思いました。もこみち流のレシピはハーブが登場することが多いですが、新鮮なハーブは売っている場所が限られてしまうので、頻繁に使うなら自分でハーブを栽培したほうがよいと感じます。
レシピは「きっかけ」!そこにあるもので作る工夫が大切
今回のもこみち流レシピを試した感想は、レシピにとらわれずにその土地の季節のものを使って作ることの大切さです。これまでにこの講座で8品の料理を作ってきましたが、何一つレシピの材料を全部そろえることができたものはありません。都内の大きなスーパーであれば、スパイスやハーブも豊富で季節に関係なく一年中どんな材料も手に入るかもしれません。でも、地方のスーパーだと珍しいものは需要がないので取り扱いのないものもありますし、地域による食生活の違いで適切なものが手に入りにくいという状況があります。たとえば、西日本は鮭よりブリを食す文化なので、切り身の塩鮭以外に鮭をスーパーで見かけることは多くありません。レシピはあくまで参考であり、手に入るもので工夫をしながら作るということをしないとレシピから離れることはできないのだと思います。それでも、これまで作ったことのないレシピに挑戦したり、新しい食材を使ってみようというきっかけになったりしているので楽しく受講できています。次回はお菓子作りに挑戦してみます。