今回は、もこみち流料理のコツの「煮る」「炒める」レシピを実践してみました。
煮るレシピは肉じゃが、炒めるレシピはチャーハンと麻婆豆腐。
どちらも簡単な家庭料理ですが、もこみちさんにアレンジされるとおもてなしにも使える、ぐっとおしゃな料理に変身しました。
和食料理の肉じゃがは切り方を変えるだけで一気に洋風に!
もこみちさんの肉じゃがのテーマは、おしゃれ肉じゃが。おもてなしに使える肉じゃがということで、食材の切り方や使うお皿にこだわっています。
一般的には、肉じゃがに使う野菜は乱切りが一般的ですが、もこみちさんの場合、それをシャトー切りにします。
実際にやってみると、それだけで和食が洋食っぽくなりました。
見た目がおしゃれになるだけでなく、シャトー切りにして面取りをすると、煮崩れしにくくなるというメリットもあります。
肉じゃが作りではお肉が固くなってしまうという悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
原因は、野菜と一緒にお肉を煮てしまうから。
もこみち流の肉じゃがはお肉を一緒に煮込まず、ローストしてあとから盛り付けるというものです。
ローストビーフはオーブンで作るものというイメージがあったので、フライパンで簡単にできることを知って、ローストビーフに対するハードルが一気に下がりました。
お肉は使う20分から30分前に冷蔵庫から出しておき、常温に戻しておくと上手に焼くことができるそうです。
今回、牛肉のかたまりがスーパーで手に入らなかったので、豚肉のヒレかたまりを使って、ローストポークを作ってみることにしました。
野菜は煮る前に、油で炒めておくと煮崩れを防ぐことができます。
ちょっとおもしろかったのは、新しく油をフライパンに引くのではなく、お肉を焼いた油を使っていたこと。お肉のコクを利用するだけでなくエコにもなりますね。
黒い皿にするだけで食材の色が引き立つ!でも盛り付けは難しい
肉じゃがは、少し深いお皿に盛り付けるというのが一般的ではないでしょうか。
でも、もこみちさんの場合は違います。なんと盛り付けは、黒い平らなお皿。
黒いお皿は余分な絵柄がないので、食材の色が引き立つと思いました。
早速マネしてみましたよ。
難しいと思ったのは、黒いお皿を汚さずにきれいに盛り付けることです。
肉じゃがは汁気があるので、汁が垂れたり広がったりしてしまいます。それを抑えつつ、どうやってきれいに盛るか。
箸で具をひとつずつとって、一気に位置を決めるしかないのかもしれません。
経験を積んで自分なりにコツを見つけていこうと思いました。
また、ローストポークの火加減が難しかったです。
外側の焼き目が上手につかず、中に火が通りすぎてしまいました。
それでも、お肉はやわらかく、子どももおかわりして食べていたので、まずまずの出来だったのだと思います。
翌日の夕飯には、麻婆豆腐とチャーハンを作ってみました。
調味料を買い足してもこみち流麻婆豆腐に挑戦!
もこみち流の麻婆豆腐は、本格的です。
「麻婆豆腐の調味料は市販のものを使うのでは?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
クッキングマイスター講座では、調味料として、豆鼓、甜麺醤、豆板醤、粉山椒、粒山椒、唐辛子を使います。
我が家には豆鼓と粒山椒がなかったので、新しく購入しました。
粒山椒や唐辛子はある程度煮込むと辛みや香りがつくものですが、今回は子どもも食べられるよう、取り分けたあとに辛み調味料を追加することにしました。
麻婆豆腐の作り方で、最初に参考になったのは豆腐の下ごしらえの方法です。
煮崩れを防ぐために塩を入れたお湯で茹でていました。
豆腐は早い段階で入れてしまうと崩れてしまうので、あとで加えます。
先に豆腐をお湯で茹でておくと、すでに温まっているので長時間煮込まなくてもいいとの解説は「なるほど、そこにも一工夫あったのだな」と感じました。
麻婆豆腐を煮込んでいるあいだに、チャーハンの準備をします。
チャーハンもパラパラに仕上げるのが地味に難しい料理です。
もこみち流では、炒める前にご飯に卵液をまとわせていました。
これまでの作り方と違ったので、新鮮さがありましたね。
完成した麻婆豆腐は、やはり調味料を煮込んでいないので味の深みが不足していました。
大人も子どもも満足できる麻婆豆腐を作るのは難しい!
それでも、クッキングマイスターの講座を受けるようになって、食事を作る楽しみが増しています。
次の料理を作るのも楽しみです。