カウンセラーになってすぐ、クライエントの問題を解決できて、お礼のプレゼントをもらえるまでに成長できたという新人カウンセラー。
一見、カウンセラーとクライエントの関係が円満であるように感じますよね。
しかし実はこれ、カウンセラーとしてはまだまだなのです。
どこが問題なのでしょうか?
今回はカウンセリングの大事なポイントと、メンタル心理カウンセラーで学べることを紹介します。
カウンセラーとしてNGな理由とは?
カウンセラーとクライエントは、あくまで問題を解決するためだけに成立している関係です。
あくまでクライエントからお金をもらい、相談の手助けをする専門的な役割です。ファミレスで友達の相談に乗るのとはわけが違います。
クライエントとはプライベートで関わることはもちろん、カウンセリングを円滑に行えないような関係になってしまうのはタブーです。
私も講座を受講する前は、カウンセラーとは心を通わせるためにそうした関係もアリなのかと思っていましたが、資格勉強を通して二者の関係性の大切さを深く学びました。
こうした適切なカウンセラーとクライエントの関係を「枠」と言い、この枠を守ることが円滑なカウンセリングを行うことに何より重要です。
優秀なカウンセラーは、こうしたクライエントとの距離感を絶妙に保っています。
プレゼントやお土産もそのひとつで、当然受け取ってはいけません。
安易に受けと取ってしまうと、見返りを求められたり、お返しをしなければと考えたりと後々カウンセラーの精神的な負担になることもあります。
そうなると、カウンセラーとクライエントとのあいだには純粋な関係が成り立たず、カウンセリングに影響が出てしまう可能性があります。
もしそれで問題を解決できないなんていう事態になれば、それはカウンセラーとして失格です。
そのため、カウンセラーがクライエントとの関係を壊すような言動を取ってしまうことは最も避けなくてはならないことなのです。
これについては講座のテキストにも何度も登場していて、カウンセラーになるにあたっては非常に重要なポイントです。
どのように対応するのがベストなのか
今回のようなプレゼントの問題においては、まずクライエントの意図を探ることが大切です。
プレゼントを渡すのは大概、感謝の気持ちや関係を深めたい場合です。
つまりクライエントにとっては好意の証です。
それをカウンセラーはルールとして受け取ってはいけないからと言って、雑に断ってしまうとクライエントを傷つけることにもなります。
そのため、当然もらってはいけませんが、断る際には慎重にならなくてはなりません。そこは難しいところですよね。
この講座ではテキストだけで分かりにくい部分は、付属のDVDで補強できるのが嬉しいです。
「お気持ちはありがたいですが、もらってはいけない決まりなんです」で伝わる場合が多いですが、子供や執拗に渡そうとしてくるクライエントによっては丁寧に対応する必要があります。
プレゼントをもらってしまうと、クライエントが見返りを求めてきたり、カウンセラー自身の負担になったりすることもあるので、断る際は勇気が要りますがカウンセラーとして必要な対応です。
具体的な事例と共にカウンセラーの所作を学べる!
メンタル心理カウンセラーの資格を勉強するにあたって、実際の例とともに学習できるのは大きなポイントです。
カウンセラーの仕事には、心理学や精神医学などの知識ももちろん必要ですが、実際に活躍するためにはクライエントに対面してからの言動が大切です。
メンタル心理カウンセラーの講座では、テキストを使った学習に限らず、ケースに応じたカウンセラーとしての対応の仕方や、よくあるクライエントの行動を学ぶことができます。
テキスト「カウンセリング実践実例集(基礎編)」には、なんと25もの事例が載っており、それぞれのケースにおけるタブーと正しい対応の仕方について詳しく書いてあります。
また付属のDVDも合わせて、実際の場面をイメージしながら学習を進めることができるので、資格を取ったあとの実践にも役立つことでしょう。
私の場合はスマホを使って動画で講座を見ていました。
夜寝る前など手が空いた時間で講座を受けることができるので忙しい人にも適していますね。