私の周りで小さいお子さんのいるママ友が数人集まると、頻繁に出てくる話題は子どもの食事です。いつもなかなか食事の進まない子、その時の気分で食べる量が違う子、食べ過ぎで少々肥満気味の子など、ママたちの悩みはそれぞれのようです。そこで「幼児食インストラクター養成講座」で、幼児の食事の量について学んでみることにしました。
小食の子どもの対処法は?
生まれつき食の細い子や大人が期待するほど食べてくれない子の場合、まずは子どもの活動状態を見ましょう。元気で機嫌がよく、運動が活発であればその子なりの必要な栄養やカロリーは取れていると判断していいようです。また、食の細い子はたくさんの料理を見ただけでうんざりしてしまいがちです。そのようなお子さんの場合は初めから食事を少なめに盛り付けてあげて、完食したらほめてあげましょう。ほめることで食べる楽しさを知り、食が進んでくれるかもしれません。
食べ過ぎの子どもの対処法は?
子どもがなんでもよく食べてくれる姿は嬉しいですが、食べ過ぎで肥満になってしまうと心配ですね。幼児期は脳の満腹中枢が未発達であるため、満腹だという感覚がわかりにくいようです。食事以外の時間にダラダラと食べていないか、カロリーの高いものを好んで食べていないかをチェックしてみましょう。また、食べ過ぎの子どもはよくかまずに早食いしたり、丸飲みしたりしている可能性もあります。そのような子の場合は、咀しゃくの練習のためにもかみごたえのある食材を使い、食材は大きめにカットする、加熱時間を調節してかたさを残すなどの工夫をしてみましょう。
食事のバランスはお弁当箱を活用
小食の子や食べ過ぎの子、どちらにも有効なのがお弁当箱を活用する方法です。主食、主菜、副菜をお弁当箱の表面積で3:1:2の割合で入れてみましょう。こうすることで自然と栄養バランスが整い、主食、主菜、副菜をどのくらいの量で子どもに与えたらいいのかなどの目安になります。小食の子どもの場合いつもの食事に飽きたら、たまにはお弁当にしてみましょう。こうすることで普段の食事と違った気分になり、食欲がわいてくる可能性があります。天気のいい日はお弁当を持って外に出て、ピクニック気分で子どもと食事をするのもいいですね。
お弁当箱を利用した子どもの食事を作ってみました
そこで、実際にお弁当箱を利用した食事を作ってみることにしました。お弁当箱は女性の手の平サイズ程度のものがあったので、それを利用しました。1歳児~2歳児では少し大きめですが、3歳児以降ならばちょうど良い量が入りそうです。
お弁当の内容は幼児食後期を目安に、シンプルに主食は白ゴマを振りかけたご飯、主菜は唐揚げとウィンナー、副菜は野菜炒めにしてみました。主食、主菜、副菜を3:1:2の割合で入れてみると、だいたい写真のような感じになりました。思ったよりも主菜は少なくていいみたいです。もっと彩りよく仕上げたいのでしたら、さらに何か1品~2品入れてもいいですね。
実際にお弁当を作ってみて気づいたこと
今回のお弁当作りでは、我が家の普段の食生活の過ちに気づくことができました。なるべくバランスの良い食事を作るように心掛けていたつもりでしたが、思った以上に主菜の割合が多く副菜の割合が少なかったみたいです。これからは子どもたちの健康のためにも講座で学んだことを活かして、もっと野菜が多めの食事を心掛けてみようと思います。