「登録販売者」の資格は通信教育の中でも人気講座であり、年々受験者数が増加傾向にあります。では、なぜそのように登録販売者の人気が高まっているのでしょうか?また、就職の際の需要や将来の展望はどうなのでしょうか?
年々増え続ける登録販売者の受験者数
厚生労働省発表の登録販売者の受験者数、合格者数、合格率を見ると、平成23年度(2011年度)は33,913人、16,007人、47.2%、平成24年度(2012年度)は28,050人、12,261人、43.7%、平成25年度(2013年度)は28,527人、13,381人、46.9%、平成26年度(2014年度)は31,362人、13,627人、43.5%、平成27年度(2015年度)は49,864人、22,901人、45.9%、と推移しています。これによると、合格率はさほど変化が無いのに受験者数と合格者数が増えていることがわかります。
また、平成27年度からはこれまでの受験資格に必要とされていた「1年の実務経験」が撤廃され、誰でも受験できるようになったため、6割近くも受験者数が増加しました。
このように、登録販売者の受験者は年々増加傾向にあり、人気上昇中の資格試験だと言えます。
参照:厚生労働省(これまでの登録販売者試験実施状況等について):https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000086214.html
登録販売者の人気のワケとは?
では、なぜそのように登録販売者の人気は高いのでしょうか?
2009年の改正薬事法の施行により、薬剤師の他にも一般用医薬品のうち9割を占める第二種と第三種の医薬品を、登録販売者の資格を持つ者であれば販売することが許されるようになりました。
さらに、それまでは薬局やドラッグストアのみで一般用医薬品が販売されていましたが、その後はスーパーやディスカウントストア、コンビニ、ホームセンター、家電量販店などでも販売可能になりました。
そのため、登録販売者の需要が急速に高まってきたのです。この流れはその後も続いており、まだまだ登録販売者の求人は増加すると見込まれます。
薬の規制緩和で登録販売者の役割がさらに重要に
これまで医師の処方箋による調剤薬局でのみの販売薬が、国の規制緩和によって徐々に第一類医薬品として認可され、薬剤師が販売できるようになってきました。また、2014年以降からは第一類医薬品から第二類医薬品へと移行する動きもあり、登録販売者によって販売できるように国の医療費負担軽減のためのセルフメディケーション化(世界保健機関(WHO)による定義では、自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分自身で手当てすること)が勧められています。このことにより、登録販売者の仕事の役割はさらに重要になり、医薬品に対する知識やリスク認識が以前よりも問われるようになってきました。
キャリカレならばしっかりと医薬品知識を身につけられる
私の場合、このようなニーズの高い登録販売者ならば、ぜひとも資格を取得したいとキャリカレの講座に申し込んでみました。キャリカレの教材が届いてまず驚いたことは、その種類の豊富さでした。メインのテキスト5冊にプラスして、専用の用語集や1,200もの問題を収録した過去問題集、添削問題など充実した教材が届きました。
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これにより、短期間で効率良く学ぶことができると確信しました。登録販売者は、公的試験の中でも比較的難易度が低いかもしれませんが、難しい薬の内容や医学知識を覚えなくてはなりません。
独学で勉強するよりも、このようなサポートを受けて勉強をしたほうが、しっかりとした知識を身に付けられると思います
登録販売者の資格取得は今がチャンス?
登録販売者は、医薬品を販売する多くの店舗で必要とされるため、すぐにでも資格を取得して仕事に就きたいという人も多いでしょう。今なら実務経験や学歴などの条件がなく、比較的他の公的試験よりも合格しやすいと思われます。登録販売者の資格を取るなら今がチャンスかもしれませんね。