現在5歳になる子どもがいるわが家。日々成長していく子どもの姿は大きな喜びをもたらしてくれますが、親として育児の悩みを抱えるときもあります。
忙しいときに駄々をこねる子どもについ強く当たってしまったあとなどは深い後悔に沈むことも。目の前の問題だけにとらわれず、もっと大きな視野で子どもの心を理解して良い親子関係を築いていきたい。そう思っていた私が出会ったのがチャイルド総合心理W資格取得講座でした。
子どもと保護者の心に「寄り添う」チャイルドカウンセラーコース
仕事に家事に育児にと、慌ただしい毎日。しかし親がどんな状況にあっても、子どもはどんどん大きくなっていきます。イヤイヤ期や夜泣き、トイレトレーニングに保育園・幼稚園への行き渋り、いじめや引きこもりなど、年齢に応じて生じる課題は実にさまざまです。
わが家は夫が忙しく、赤ちゃんの頃から母親一人が育児を主に担ういわゆるワンオペ状態でした。育児の悩みを一人で抱え込んで思いつめてしまったことも一度や二度ではありません。
悩みにとらわれてしまうと「私の育児が間違っているのでは」と責任を感じたり「どうしてこの子はできないのだろう」と無意識に子どもを責めたりと悪循環に陥ってしまいがちでした。
チャイルドカウンセラーコースでは「育児法が間違っている」「子どもに問題がある」などと断じるのではなく、まずはクライアントである子どもや保護者の気持ちに寄り添うことが重要であると学びます。そしてクライアントの気持ちの整理を手伝い、クライアント自らが問題解決する力をつけられるようカウンセラーとしてサポートする方法を習得することを目指します。
「まずは相手の気持ちに寄り添い、自ら解決する力を引き出す手助けをする」というこの手法は、実際の子育てに大きく役立つ方法だと感じます。
親としては困ってしまうわが子の行動の裏に隠された本当の気持ちを理解し、親子で一緒に障害となっている壁を登り、最終的には子ども自身が自分で問題を乗り越える力を得られるように手助けできればこんなにうれしいことはありません。
テキストでは具体的なカウンセリング方法のほか、年代ごとに起きやすい子どもの問題の例なども掲載されているのでとても参考になります。
アドラー心理学を軸に学べる家族療法カウンセラーコース
家族療法カウンセラーのテキストではフロイト、ユングと並んで心理学の三大巨頭と呼ばれるアルフレッド・アドラーの理論をもとにした心理療法について学びます。家族療法では問題を抱えている子どものみに焦点を当てるのではなく、その問題を家族全員のものとしてとらえるのが大きな特徴です。
パラパラとテキストを流し読みしてみると、アドラー派の理論による「子育て6原則」の項目では普段の何気ない親の態度が子どもにどんな影響を与えるか、そしてどのように考え方や態度を変えれば子どもに良い影響を与えることができるのかが大変わかりやすく解説されていました。
私はこの原則を読んで、自分自身の悪気のない行動が子どもを混乱させ、時には傷つけていたかもしれないことに気づかされました。この項目は特に読んだすぐあとから、親の気持ち次第で実践できることばかりです。
子育てに活かせる理論のほか、もちろん家族療法のカウンセリング手法に関してもしっかりと学べるカリキュラムになっており、家族全体をクライアントとすることの難しさや情報収集と論理的な分析の重要性についても詳しく解説されています。
人間の心理にズバリと切り込むアドラーの名言にはハッとさせられるものも多く、以前からアドラー心理学には興味を持っていました。その基礎理論を学んで子育てに活かすことができるこのコースをじっくりと学習することを私はとても楽しみにしています。
自分の中に私専属のカウンセラーを育ててみたい
チャイルド総合心理W資格取得講座のテキストは、すべてのページがきれいなカラーで印刷されており、学ぶべき項目ごとの詳しい文章と講師からのアドバイス、特に重要なポイントや学習内容をより理解しやすくするための図表などが見やすくまとめられています。
最初は仕事や家事の合間の時間などに、パラパラと流し読みするだけでも子育ての参考になる内容がいっぱいです。
何度もテキストを読み込んで添削問題で力をつければチャイルドカウンセラーと家族療法カウンセラーの資格取得にチャレンジすることができますし、映像教材でのアウトプットやカウンセリング実習サービスでカウンセリングのロールプレイを行うなど実践力を高めることも可能です。
私はまず自分の中に第三者目線を持った私専属のカウンセラーを育てるような気持ちでこの講座に取り組み、子育てとこれからの人生に活かしていきたいと考えています。将来的にはこの講座で取得した資格を活かして、悩みを持つ子どもや子育てに悩む保護者を支える活動ができれば最高ですね。