行動から相手の心情を読み解く行動心理士。分析した心情をカウンセリングに活かして、より充実したサポートをできるようになる講座です。
もっとも、通信講座で勉強している間は実際に、クライエントと対峙しません。
そんなことで、スキルアップができるのか不安に感じている人もいるかもしれませんので、通信講座中にできるスキルアップ方法を紹介します。
取っつきやすく理解しやすい!教材の中身
程度の差こそあれ、人は誰しも仮面をかぶって生きています。たとえば、恋人や家族が一生懸命作ってくれた料理が美味しくなかったとき、はっきり「まずい」と言える人は少ないでしょう。
嘘は方便といわれるように、相手のことを気遣い、私たちは仮面をかぶります。
もっとも、料理を作った側としては「まずいならまずいと言ってほしい」と願い、本音を探ろうとします。恋人や家族に無理をさせたくはありませんよね。
人は、誰かを騙そうという悪意の仮面だけでなく、相手を傷つけまいとする善意の仮面もかぶります。
しかし、いずれにしても仮面をかぶっていては本音で向き合うことができません。
大切な人と深い関係を築くために必要なことを教えてくれる講座、それがこの「行動心理士」の講座であると思い、受講を決めました。
申込みをした2日後に、無事に教材が届きました。
勉強を始めるにあたって、「講師・キャリカレスタッフからのメッセージ」は、大きな支えとなります。
学習の流れをみても、無理なく続けられそうです。
テキスト1は右半分にテキストがあり、左半分がイラストになっています。文字だけでは理解しにくい内容も、イラストで視覚的に学べることから、取っつきにくさを感じません。心理学に関する専門的な内容まで十分に理解できます。
足は口ほどにものを言う!
無事、行動心理士の資格を得たらカウンセラーとして、目の前の人の心情をその行動から理解していくことになるでしょう。
しかし、通信講座で勉強しているうちは目の前にクライエントがいるわけではありません。一体誰の仕草を見ればいいのかと不安に感じる人もいるかもしれません。
しかし、その心配は杞憂です。テキストでも具体的なシーンがイラストで描かれているため、どういった行動に着目すればいいかが一目瞭然です。
イラストの女性のように、つま先が別方向を向いている場合、「この場から離れたい」「話がつまらない」と感じていると分析できます。実生活で会話の相手のつま先がドアなど自分と異なる方向に向いたら、早く話を切り上げたほうが無難だとわかります。
たとえ誰もそばにいなくてもスキルアップはできる!?
行動分析は、日常生活においてもスキルアップが可能です。たとえば私の場合、行動心理士の勉強を始めて真っ先にその心情を掴むことができたのは、他でもない私自身です。
人と意見が対立して不安になったときには、首元のつけてもいないネックレスを触ろうとしますし、友人と話して落ち着いている状態だと立ったまま自然と足を交差させます。
これらは、いずれもテキストで説明されている行動であり、前者はなだめ行動、後者は心地良く感じているサインです。
このように、自分の行動から行動を覚えることも可能です。加えて、テレビを見ながら「あっ、この人今こう感じているのかも」と分析することもできるようになります。クライエントが目の前にいなくても、スキルアップはできるのです。