行動心理士資格取得講座では、人が無意識に行う“しぐさ”に焦点を当て、それを分析することで人がどんな心理状態にあるのかを学ぶことができます。それを利用し、相手の不快感をすぐに察知できれば、問題が大きくなる前に対処できるようになります。
行動から察して問題を未然に防ぐ
行動に感情が出ている段階は、まだ問題が生まれる前段階です。例えば、話しているときに顔を触りながら後ろに体をのけぞらせた場合、相手には不快な感情が生まれている状態です。しかし、それに気づかず同じ話を続けると、不快感情は次第に大きくなって口論になったり、相手が怒って席を立ったりすることがあるかもしれません。だからこそ、こんなときは一方的に話さず意見を求める、違う話に切り替えるなどの対策をすることで、余計に対立することが防げるのです。
嫌だと感じた話題をすぐに切り替えることで、相手からも好印象を持たれます。このような対応を重ねることで、「話しやすい」「気が利いている」という人物像ができあがります。細かいしぐさを見落とさないように、しっかりと気を配りましょう。
的確かつ迅速なフォローで評価もアップ!
行動心理は、相手が嫌がっているかそうでないかを判断するだけの知識ではありません。不安や恐怖といった感情も、動きの中から察知することができるのです。
例えば、大きな商談の場で一緒のチームとして動いている同僚が、少し目を泳がせてプレゼンテーションを始めた際には、その自信を補えるように立ち回れば、同僚は落ち着いて堂々と物事を進めることができます。もちろん、フォローしたあなたの評価も高まることでしょう。
逆に、商談相手にこのような反応が見られた場合、何らかの不安を解消できるような提案ができれば成功の可能性はぐっと高まりそうです。商談内容のどこに不安を感じているのかを、冷静に分析してみましょう。意外と、体のどこかにその理由が反応として表れているかもしれません。
気遣いとは何か
気遣いとは、物事がうまくいくように、そして失敗しないように気を配ることです。対人関係の中では、気遣いを無視したのでは無駄な衝突を生むだけです。初対面や、まだ関係が構築しきれていない人にとってはもちろん、すでに親しい人や仲のよい人にこそ、気遣いのスキルで良好な関係を続けていきましょう。親しいからこそ、不快や不安といった心の動きを見落としてしまいがちです。「親しき仲にも礼儀あり」の言葉にある通り、仲間を思いやる気持ちがなければ、関係はすぐに破綻してしまいます。
相手の感情を読むことは、自分の選択肢を増やすことにつながります。行動心理士資格取得講座で、シチュエーションを問わずに活用することができるこの技術を習得してみてください!